名古屋の異常なリサイクルショップ、キンブル浅間町店が閉店してたけれどやっぱりキンブルはオカシイ
・名古屋市唯一のキンブル浅間町店が閉店しちゃってツライ!!!!!!!!!!!
以前、名古屋にあるキンブルというリサイクルショップについてデイリーポータルで記事を書いた。
名古屋のリサイクルショップ キンブルがすごい
http://portal.nifty.com/kiji/140422163921_1.htm
すごい、すごいよ、キンブル。
名古屋に引っ越すことになって、キンブルを日常使いできるようになっちまったぜ!とウハウハして、しかも通勤経路に記事で登場した店舗があることに気づいて、うおおおお!!!!ってなってたんだけれど様子がおかしい。
なんかガランとしている。
記事を書いた際には、キンブルの周りにだけ人だかりが出来てて異様な盛り上がりを見せていて異国のようだったのに今は廃墟っぽくて異界っぽい。
ミッチリ感がすごいな。
今、記事で使った写真を見返して思ったけれど、あまりの雰囲気の違いにビックリした。
在りし日のキンブルでは外から見ても一目で分かるくらいに商品がミッチリと詰まっている。そんなに、詰め込むことある!?って入ったことなけりゃ思うところだが、一回行ったことあると、そりゃあそれだけミッチリしますよねぇ…と納得させるのがキンブルだった。
これを見て、分かった。わかったというか、キンブルは閉店したんだ…。って肌で感じた。
せっかく名古屋来たのに、ツライ、寂しい。
・まだまだ俺らにはキンブルがある!!!!!!!!!!!
弥富店
しかし、名古屋にはキンブルがなくても愛知にはある!!!!!!
上の写真はキンブル弥富店。浅間町店とくらべてめちゃくちゃ広い。広大。行ったことないけど俺のイメージの中のコストコってこんな感じ。知らんけど。
すごいデカイ
実際中にはいっても超広くてビックリした。
一体どんだけ広いんだよ!?って思って調べてみると1,855平米とのこと。全然わかんない。全く想像がつかない。
なのでナゴヤドーム何個分か計算してみたら、なんと、0.038個分だった。マジか、スッゴイな、ナゴヤドーム。ナゴヤドームメッチャ広いじゃん。すごい、野球するのにそんなにおっきい建物建てるとか尋常じゃない。ナゴヤドーム尊敬する。
・やっぱりキンブルは異常
そんなナゴヤドームよりはちょっとすごくない感じのキンブルだけれども、やっぱり比較的すごい。比較的すごくすごい感じだった。
挨拶代わりのアメ10円(一袋)
ポケモンアメ30円(一袋)
カマしてくる、キンブルは一発目にカッツーンとカマしてくるなー。という印象。
食料品っぽいのが入口にあって、常識はずれの値付けがされている。10円のアメと言ったら一粒だろう。というあまり目論見をぶち壊してくる。
駄菓子レベルの値段ですごい量。子供に小遣い100円あげてキンブルで買い物してもいいよって言ったら訳わかんなくて泣くと思う。
ももクロのガム、20円。
感慨深いのがももクロのガム。この製品が発売された当時、数箱買えばノベルティグッズみたいなのがもらえるってーんでオタクどもはこぞって買い集めていたんだけれど、実際に食べたら「う、うん…」ってなる味だった。
発売から時間が経って、グッズも無くなった状態で味だけを評価されたらどうなるか、みたいな、中身だけをあからさまに見せられたようで色々と心を去来するものがありますな。
キスミントにグミなんてあったのか
あと、キンブルに多い、有名製品から展開されたバージョンだけど全然知らないっていうパターン。
キスミントにグミなんてあったのか!って思って買っちゃったけど「うん、わかる…」っていう味だった。グリコのホームページにもすでに載ってなくて「うん、わかる…」って思った。
箸ケース10円 ミッキー・マリー・プー
ミッキーのテーブル脚カバー 21円
見て回ると、キンブルだ、キンブルだなぁ…。という思いが溢れる。
コロコロとローラーして次々にクッキーを抜いていくマッシーン。108円。
あまりの安さと、あまりの安さに全然いらないのに買っちゃおうかな…?って思ってしまう思い。これがやっぱりキンブルである。
初めて浅間町店以外の所に来て、スペースの関係か浅間町店よりもゆったりと並べられていて圧迫感が低かったから、ちょっと違う?って思ったがやっぱりキンブルだった。
オッサンがテレビを見て「これ動くん?この値段で?動くん!?」ってしつこく聞いていて、あぁ、キンブルのパワーは信じられなくてもしょうがないよなぁ…。とホッコリしたりした。
・キンブルで学ぶ需要と供給
ロデオボーイ。元値は数万円。キンブルでは756円。
賞味期限があるものと、流行り廃りがあるもの、あと、人形である。
人形、108円
84円
一番デカイ甲冑3240円
きっと、元値で言えばめちゃめちゃ高いんだと思う。軽くググッて出てきた、子供が着れそうなサイズの鎧はどれも10万円を軽く超えてきていた。
それが、3240円。
ふらっと来て見つけて、買おっかな。って思う製品じゃない。初めに買ったときは子供のためか、孫のためか奮発して買ったんだろうけれどその後必要じゃなくなった時に需要があるかというとムズカシイ。そういう製品なんだろう。
どれも2000円しない。
元値はすっごい高そうだよね。手間かかってる。
それはこのドレスたちもそうで、初めは超高かったんだろうな。っていうのがユニクロのシャツ並みの値段で売られちゃっている。
まぁ、それもそうかという感じでサイズが大事ってのもあるけれど舞踏会っぽいのはまだしも、ウェディングっぽいのは買えない、着れない、よね…。
物の値段を決めるのは元値とか費用じゃなくて、需要、価値だよね…。っていうところを凄く生々しく感じることが出来た、経済を学ぶことが出来たキンブル体験であった。
ちなみに私は干網を500円で買って、キノコ干している。キノコ干したら超美味しくなるからどうぞお試しください。