最近ハゲてきた
公開日: 21:11 考えたこと
最近ハゲてきた
子供の頃から髪の毛が細かったし親類にハゲが多いので覚悟していたので、おぉ、来たか。思ってたより遅かったな。という印象。
こいつ、ハゲてないけどこんな所にメガネ打ち込まれたら死ぬと思う。
画像入れたほうがいいと思って入れたけど、入れなくていいな。
まぁ、ハゲてきたと言ってもズルむけな感じではなく頭頂が薄くて前線が後退してきた、豊かな人に比べるとひもじい。クラスのお小遣いの相場が一ヶ月3000円のところ1200円位で、みんな買い食いしてるのに出来ない子。って感じ。
ハゲてきた感想
子供の頃はハゲるのが嫌で、怖かったんだけどなってみたらどうということはなかった。
青年期にある「大人になんかなりたくない」みたいな、未知のものに変化していく自分への不安。があったのかなと思う。
ってかっこよく書いたけど大人は別に悪いものじゃないし単純にハゲは見苦しいのでハゲないのにこしたことはないと思う。
ボスが死んだ。みたいな書き方。
まぁ、その、なってみてもそんなに大した変化はなかった。「ハゲたら女の子にモテなくなる!!」みたいな思いがあったけどハゲてなくてもモテなかったから関係ないと冷静に見れる。
おっさんになると見た目の比重ってそんなに高くなくて余計にどうでも良くなった。小奇麗にしてるほうが大事(禿げると小奇麗に見えづらくてやだなーとは思う)。
・ハゲてきて意外だったこと。
ハゲてくる、と言ってもやべー勢いですげー盛り上がりがあった感じではなくてスルスルっと手のひらから抜け落ちるように進行していく感じ。
テレビとかで言うような「朝起きたらごっそりと抜け毛が!」みたいな感じじゃない。でもなんか、髪の毛が(相対的に)貴重になっているのに抜けるのが気持ちいい。精神的にはツライのに身体感覚として気持ちいいのだ。
毛根が細くなったせいか、抜けるときに痛みではなくちょっとした快感がある。
快感というのはちょっと語弊があるけど、かゆい所を掻く時のような気持ちよさがある。治りかけのかさぶたを剥いちゃう。って言うのが一番近い。
「傷の治りが遅くなるのにかさぶた剥いちゃう」=「ハゲてきてるのに気持ちよくって髪の毛抜いちゃう」駄目だ駄目だ!って思いながらちょっと抜いちゃうよね。
・悲しいのは周りの扱い
私個人としてはそんな感じで頭皮と向き合ってるんですけど、美容室で髪の毛切って貰った後「こういう感じになりました~」って合わせ鏡で後ろ姿見せてもらえて「おっ、ちょうどいいからハゲ具合たしかめとこか」って頭の角度変えたら美容師さんが絶妙に鏡動かしてハゲポイント見せてもらえなかった。
やっぱりハゲってデリケートなもんなんだなぁ。と思ったり。美容師さん切ってる時もココらへんにボリュームを。ココらへんにボリュームを!!って言ってたし、育毛業界が活発なのを見るにやっぱりハゲは大変なんだろうな。
というのがハゲかけてきた31歳の実感です。